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2007.05.01 (Tue)

アイルトン・セナが天に召された日。

◆1994年5月1日。

◆第3戦 サンマリノGP

◆エンツォ・エ・ディノ・

     フェラーリ・サーキット。

◆7周目。



14:17 タンブレロコーナーに激突
15:00頃 ヘリコプターによりボローニャのマジョーレ病院に到着
15:10 脈が再開
15:50 担当医マリア・テレサ・フィランドリ女医が会見し、手術の可能性を否定
17:00 医師団による記者会見でレントゲン結果報告があり、脳死を確認
18:15 病院の司祭アメデオ・ズッフォがセナの病室へ
18:40 フィランドリ女医がセナの心臓停止確認
19:45 アイルトン・セナ死亡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アイルトン・セナが死んだ。このニュースは当初、
誰も信じることができなかったに違いない。セナは確かに極限ギリギリのコーナーワークを見せ、
常に死と隣り合わせのドライブをしていた。しかし、それを可能とする強い精神力と常識を越えた
テクニックを持ち合わせていたことは誰もが認めるところであろう。このことがいつしか私たちに
「セナにかぎってレースでは死なない」という虚像をつくりあげた。

この事故の原因はいまだに解明されていない。しかし、彼のドライビング・ミスによって
引き起こされたものではなく、何らかの外部的な要因が原因であると信じたい。

今回は、Ayrton Senna da Silva Memorial Museumさんより引用させて頂きました。
同じサイトで、興味深いデータがありましたので追記に掲載させていただきます。

【More・・・】

スターティング・グリッド上でスタートと同時にクラッシュしたラミーのロータスとレートのベネトンの破片は全て片づけられセーフティー・カーがやっとコースを離れたとき、再スタートが切られた(スタート時のクラッシュで赤旗ではなく黄旗が振られたのは、マーシャルが手許に赤旗を持ち合わせていなかったという驚くべき事実がある)。

このとき、セナは2番手のシューマッハを後方に従えてトップを走っていた。6周目。ピットの前のストレートを全速で駆け抜けるセナは、5速から6速へとシフトしてタンブレロ・コーナーに飛び込む。すべて正常で、何事もうまくいっているかに見えた。そのとき、突如としてコントロールを失ったウィリアムズのFW16を駆るセナがタンブレロ・コーナーのコンクリート・ウォールに激突した。タンブレロ・コーナーに突入したのはスタートラインを通過してから11秒後、そしてコンクリート・ウォールに激突したのがスタートラインを通過してから12.8秒後、このわずか1.8秒間に何が起こったのか?



        コンクリート・ウォール激突までのテレメトリー・データ
telemetory.gif
A マシンの速度(km/h)
B ステアリング・ホイールの油圧(psi)
C アクセル開度
D ステアリング・ホイールにかかる力-トルク-(Nm)

上のグラフは、レース中のセナがタンブレロ・コーナーに対して6回目の突入をするところから始まっている。セナの駆るウィリアムズFW16はスタートラインを通過して11秒経過した時点にいる。その時点のスピードはおよそ310km/h(曲線A)。トラブルはそのすぐ後の瞬間に訪れた。

セナがタンブレロ・コーナーにさしかかったとき、ウィリアムズFW16に搭載されていたブラックボックスのメモリー・チップは、いきなりステアリングの油圧に異常があることを記録する(1)(このマシンには明らかにレギュレーションに違反するパワーステアリングが装備されていた)。この事態がマシンのコーナーリングにどのような影響を与えたかは分からないが、確実なことは、セナはこの瞬間にマシンの異常に気づいていたということである。セナの判断は次の通りである。

減速することによってマシンのコントロールを取り戻そうと、アクセル開度を50%減少させている(2)。しかし、その瞬間こそ悲劇の始まりであった。ウィリアムズFW16はすでにコントロール不可能な状況だったのである。信じられないことだが、セナはその事実に0.2秒で気づき、緊急手段を実行している。アクセルを完全にオフにし()、フル・ブレーキングし、できるだけ鋭角にコンクリート・ウォールへ激突しようとステアリングを回し、みずからスピン状態をつくろうとしている。

しかし、この操作は全く意味を持たなかった。残されたデータは、ステアリング系統に何らかの異常が発生したことを示唆している。セナがステアリング・ホイールにかけた力は異常に弱く、均等な操作入力を示している()。それはあたかもセナがそれほどステアリングを回していない、もしくはステアリング・シャフトが破損しているために、ステアリング操作が前輪に伝わっていないかのようなのだ。それとは逆にパワー・ステアリングの油圧は、一瞬均等な値に戻るが、急激に異常な数値まで上昇しており()、不可逆的な故障を示している。このときのブレーキングの力、減速度は4.3Gと公表されている。実際テレメトリーのデータから1秒後、210km/hまで減速していることが確認できる。フルブレーキングによって、セナはコースを外れると同時にタイヤをロックさせてしまい、そのためホイールにとりつけられた速度センサーは正常な計測を行わなくなってしまう()。

しかしクラッシュ寸前、センサーは再び正常に計測を行うようになる。だが、その時点でコントロールを失ったウィリアムズを止めることはもはや誰にもできない。マシンはコンクリート・ウォールへと突進した。
レース開始から6ラップ目にフィニッシュラインを通過して12.8秒という時間が経過した時点で、マシンのすべてのセンサーはメモリー・チップへのデータ通信を停止する。ウィリアムズFW16は、コンクリート・ウォールに210km/hの速度で激突し、サスペンションのパーツがセナの頭部を直撃し、結果的に偉大なチャンピオンドライバーを殺してしまったのだ。

セナが最後まで戦った証拠。残されたグラフは、彼が自身のドライビング・ミスではないこと語りかけているのではないだろうか。


単なる折れ線グラフの"データ"に過ぎないけど、7周目へのコントロールラインを越えてから、
タンブレロまでが生々しく思い出されます・・・。
今年で13回目の命日になりますが、この事故がついこの間のように思えるのは
私だけでしょうか?

最後に、悪夢の週末をスライドショーでご覧下さい。⇒

mokkun.gif

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00:00  |  アイルトン・セナ  |  TB(0)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

 コメントありがとうございます。
そうですよ!!
まず! コントロールミスなど犯すようなドライバーではないですから!
本当に残念です。
この事故は"F1ファン"全てに衝撃的だったんですね?
REDFIVEさんへ |  2007.05.02(水) 12:49 | URL |  【編集】

 コメントありがとうございます。
私も当時のDVDをたまに見返しますよ♪
でも今は、懐かしい気持ちで見ることができるようになりました。
当時のF1って、今とは違って特別であり、あの頃の雰囲気が
鮮明に思い出されます。
Rickさんへ |  2007.05.02(水) 12:47 | URL |  【編集】

 コメントありがとうございます。
セナの事故後も、テストや他カテゴリーで死亡事故は起きてますよね?
完全に無くすというのはムリなのでしょうか・・・。

あれから13年とは本当に早いですよね。
あの悲しみは、もう味わいたくないです・・・。
えす1964さんへ |  2007.05.02(水) 12:43 | URL |  【編集】

 コメントありがとうございます。
確かに前年(93年)と同様にFW16が、速さとパフォーマンスを見せていたら
セナがチャンピオンになっていたの"かも"しれませんね。
ミハエルの優勝回数も減っていただろうし、今年もまだ走っていたかも・・・。
もしかしたら、チームメイトになっていたかも? なんて想像すると悲しくなります。

この事故のことは、悲しいことですが、このまま進展は見られないと思います。
でも、亡くなったのがセナだったから今でもモータースポーツが続いているんでしょうね。
セナだったから、今のような安全対策にまで進んだんでしょうね。
そう考えると、セナが自らの命を捨ててまで安全対策を提唱したかったんでしょうか?
いろいろ考えると、また涙が出てきちゃうんでこの辺で・・・。
デヴィッドさんへ |  2007.05.02(水) 12:37 | URL |  【編集】

●セナのミスではありません!

不可解で曖昧な裁判で納得がいかん!
FW16のスレアリングロッドが折れてセナに
刺さったか、タイヤが直撃の可能性が大
ですな。
マンセルファンでもかなりの衝撃でした。

合掌。
REDFIVE |  2007.05.02(水) 01:32 | URL |  【編集】

●冥福を・・・

1992年のモナコGPのラスト5周と、セナのサンマリノでの事故の映像を改めて見ました。

あの映像は何度見ても悲しい気持ちが込み上げてきます。

もし、将来自分のヘルメットを買う事になったらセナのカラーリングを真似したいです。

アイルトン・セナに冥福を・・・
Rick |  2007.05.01(火) 21:27 | URL |  【編集】

●そうだね~

13年前の今日なんだね~・・・

なんだか早いね・・・あの日は衝撃だったよね・・・

こういう事故が起こらないようにして欲しいですね。
えす1964 |  2007.05.01(火) 11:59 | URL |  【編集】

●早いね~

こんにちは。
早いもんですな~あれから13年ですか~
セナが今現在、生きてたらどうなってたんでしょうね!
少なくとも、ミハエルの優勝回数は減ってたんじゃないかな?

この事故の時は、TVで見てましたが・・・何回見ても恐ろしい事故でした。300㎞以上も出てたんですからね~この事故に関しては、まだ謎がありますが隠すところは隠し通すでしょうから・・・でも人が一人亡くなってる訳ですから、納得いきませんね~

合掌!
デヴィッド |  2007.05.01(火) 09:44 | URL |  【編集】

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